秩父札所巡り






第二日目:卜雲寺(6番)から常楽寺(11番)へ(2004/10/15)

9,7,6,8,10,11の順に廻りました。

第9番 
明星山 明智寺



暑い夏に続いて雨の多い10月で、のびのびになっていた第二日目、久しぶりの快晴。初秋の風が気持ちよい。 明智寺の六角堂形式のかわいらしい観音堂。恵心僧都作の如意輪観音が安産子育てに霊験があるというので1月と8月の縁日にはたくさんの女性の信者で賑わうという。
道端の小さな祠。



第七番
青苔山 法長寺



法長寺門前には右側に「法長禅寺」、左側には「不許葷酒入山門」(においの強い野菜は修行の妨げになる 酒は心を乱すので正常な寺内に入ることを許さない)と刻まれている。
山門を入るとゆったりした庭園があり札所随一の大きな伽藍がある。 本堂の前には黒い子牛の石像があるので牛伏堂とも呼ばれているそうだ。
庭の隅の仏足跡の碑のそばには秋明菊が綺麗に咲いていた。
一休みしているとかわいらしい子供たちの一団がお散歩やってきた。「1歳か2歳になったばかりの子供たちで、あの急な石段を登ってきたのですよ。みんなしっかりしていますよ。」と保母さんがいったとおり、お母さんに抱っこしていて当たり前歳のの子供たちが興味深そうにあちらこちら覗きながら本堂の前で遊んでいた。



第六番
向陽山 朴雲寺



朴雲寺は坂の上にありました。昔、武甲山に住む気の荒い山姥が住んでいて、これを懲らしめようと行基菩薩が27日間の悪魔降伏の祈願をしたところ、山姥は再び里人を食らわない証として前歯1枚奥歯2枚を置いていったという。その歯がそのまま保存されているそうだ。
堂の前からは武甲山が眺められ、その下には横瀬の町が広がっている。

綺麗に咲いていたミセバヤ



第八番
清泰山 西善寺



法長寺門前には右側に「法長禅寺」、左側には「不許葷酒入山門」(においの強い野菜は修行の妨げになる 酒は心を乱すので正常な寺内に入ることを許さない)と刻まれている。 山門を入るとゆったりした庭園があり札所随一の大きな伽藍がある。
堂の前のコミネモミジは樹齢600年。石の上に座っているハンサムななで仏の頭ををなでて 呆けないようにお願いした。



第十番 
万松山 大慈寺



急な石段を登ると楼門形仁王門そのすぐ前に本堂があり賽銭箱の脇にはお賓頭る様が笑っている。
本堂の前では大勢で般若心経を揚げているのが聞こえた。貸切バスで2日間で34ヶ所を廻るのだという。 とてもよい香りのお線香のにおいを残してバスに乗り込んで消えた。
庭に咲いていたノボタンの花。



第十一番
南石山 常楽寺



常楽寺は丘の中腹にあった。西側からは秩父の街を、はるか向こうには両神山や奥秩父連峰が見渡せる。
庭の片隅にあったお地蔵さん。
この日は早めに予定の道のりを歩いて西武秩父駅に4時15分頃についた。プラットホームでつぎの予定を夢中で話していたら、乗るはずだった4時半の電車を乗り過ごしてしまった。また失敗。


第三日目へ