昼食はワーテル・ゾーイ(チキンと野菜のクリームシチュウ)。アップルパイも程よい大きさで美味しかった。腹ごしらえも出来ていよいよ楽しみにしていたキューケンホフへバスで200q、約3時間の移動。 私は用心して酔止めの薬を飲んでいたのでうつらうつらとしていたがどうも他の方たちも疲れが出てきて眠っていたらしい。オランダへの国境が近づいてきてバスの前にバイクが2台走っているのに気がついた。「何か調べているのでしょう。」と添乗員さんが言っていたら、ストップがかかったようだ。
若い警官が二人乗り込んできてなにやら言っている。「みんなパスポートは腹巻にしまってあるからこんな所で出せない。」と添乗員さんは英語で応答したらしい。それでも見せるようにという事で私は大変。「シェンゲン条約でパスポートなしで国境が越えられるようになった。」と何回も添乗員さんから聞いていたのでそれならとパスポートはスーツケースの中に入れていた。私は警官二人の見守る中、トランクからスーツケースを出してもらってパスポートを取り出してその場で見せた。警官はオランダ語だか、ベルギー語でなにやら言っていたが私にはわからなかった。バスの中で全員のパスポートを確認して、機嫌よく警官はバイクに乗って立ち去った。最近密入国者が増えているので時々このようなことがあるとドライバーが言っていた。
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