聖バーフ大聖堂(左の画像)
は12世紀から400年ほどかけて作られたので、ロマネスク様式、ブラバント、ゴシック様式などが混在してる。丁度パイプオルガンの演奏中でしばしその荘厳な音色に耳を傾け、15世紀フランドル派の最高傑作といわれるファン・アイク兄弟の「神秘の子羊」を鑑賞した。 上の左の鐘楼は、聖バーフ大聖堂、聖ニコラス教会とともにゲントを代表する三つの塔の一つ。その頂にはゲントのシンボルドラゴンが見える。 |
ゲントはスヘルデ川とレイエ川の合流点に開けた東フランダース州の州都で花の都と呼ばれている。旧市街には歴史的建造物がたくさんある。 上の中の画像はゴシック様式とルネッサンス様式の混在した市庁舎。 右の画像はレイエ川に架かる聖ミカエル橋から眺めた右側がギルドハウス が並ぶグラスレイ(香草河岸)。左側がコーンレイ(穀物河岸)。 |
昼食はワーテル・ゾーイ(チキンと野菜のクリームシチュウ)。アップルパイも程よい大きさで美味しかった。腹ごしらえも出来ていよいよ楽しみにしていたキューケンホフへバスで200q、約3時間の移動。 私は用心して酔止めの薬を飲んでいたのでうつらうつらとしていたがどうも他の方たちも疲れが出てきて眠っていたらしい。オランダへの国境が近づいてきてバスの前にバイクが2台走っているのに気がついた。「何か調べているのでしょう。」と添乗員さんが言っていたら、ストップがかかったようだ。 若い警官が二人乗り込んできてなにやら言っている。「みんなパスポートは腹巻にしまってあるからこんな所で出せない。」と添乗員さんは英語で応答したらしい。それでも見せるようにという事で私は大変。「シェンゲン条約でパスポートなしで国境が越えられるようになった。」と何回も添乗員さんから聞いていたのでそれならとパスポートはスーツケースの中に入れていた。私は警官二人の見守る中、トランクからスーツケースを出してもらってパスポートを取り出してその場で見せた。警官はオランダ語だか、ベルギー語でなにやら言っていたが私にはわからなかった。バスの中で全員のパスポートを確認して、機嫌よく警官はバイクに乗って立ち去った。最近密入国者が増えているので時々このようなことがあるとドライバーが言っていた。 |
キューケンホフ公園へ