チェルビーノ(マッターホルン)をイタリア側から見るのも楽しみの一つだった。それなのに朝から
ポツポツ始まった。セーターを1枚余計に手荷物に入れて、バスに乗り込み出発。
街を離れて、ミドリの山が見え始め、だんだん雪の残る山が見えてきて、ブレイユチェルビニア(2006m)に着いても、
雨はなかなか止まない。 傘をさして晴れていたらチェルビーノが見えるであろう方角を眺めて、ため息ばかり。 左はチェルビーノを写した絵葉書。 | ||
雨ではゆっくり散策というわけにもゆかず、とりあえずお土産屋さんを覗いて品定め。 お昼はレストランで大きなピザを分け合って。 見えないチェルビーノに別れを惜しんでアオスタに向かった。 | ||
ロマネスク様式の回廊を持つサントルソ教会は、11世紀初頭にロマネスク様式で建てられ、数年後にはゴシック様式に、
そのあと内陣はバロック様式にと長い間にわたって増改築された。1131年に鐘楼がっ建ってから回廊が完成した。その回廊の
柱にはそれぞれに伝統が刻まれている。 壁の一部には昔のフレスコ画が、床にはモザイク画も残っていた。 |
アオスタはフランス、スイスに抜ける通り道となっていたため古くから交通の拠点として栄えた街。 シャノー広場を中心に城壁で囲まれていて、城壁内にローマ時代の円形劇場などの遺跡や中世の建物が残されている。 | ||
紀元前2〜3世紀ごろにローマ皇帝が作ったアウグスト門は戦いに勝利した戦士たちが通った凱旋門(右)。
プレトリア門とアウグストの門を結ぶサンタンセルモ通り(下の左)はカフェやお土産店が並んでいて賑やか。 市庁舎(下右)がある石畳のシャノー広場には子供たちが駆け回っていました。(下中) | ||
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